JujuLove

フランス人とうさぎと暮らす日々。異文化とか思った事を描き続けています。

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映画「Into eternity(100,000年後の安全)」

      2017/03/07

久々の更新です。長いです。

映画 Into Eternity(イントゥ・エターニティ)(放題:100,000年後の安全)を観てきました。

1年前に海外で1度観たあとにもう一度東京で観たのですが、

もし少しでも英語に自信がある方なら完全英語版で観た方がよりこの映画の趣旨が

伝わりやすいのではと思いました。

フィンランド人の英語ってわりと日本人に聞きやすかったし。

「英語版トレーラー」の1:15あたりで”Into Eternity”と題名が出ます。

まるで地下のオンクロー(核廃棄燃料貯蔵庫の中)へ(永遠の中へ(=Into Eternity)、入っていくようではありませんか!

そう、なんで「100,000年後の安全」なんてクソダサイ放題をつけたんでしょうかね!(#・∀・)

絶対英語タイトルのままのほうがストンと理解できるのに!

ちなみに、映画の最後ではこの永遠の貯蔵庫から出てきて遠ざかっていくシーンで終わります。

この映画では内容も去ることながらドキュメンタリー映画とは

思えないほど編集が素晴らしいんです。

そして、原発に対する恐ろしさ、環境破壊、そういうものを超越した何かを感じる事が出来る映画です。

うまく説明できないのですが・・・現代の人類の繁栄から衰退までを歴史の営みの一部として観ているような・・・

ネアンデールタール人は20万年前に誕生したと言われ2万数千年前に滅んだヒト属の一種です。

現生人類であるホモ・サピエンスではありません。

彼らと私たちの間の共通項がほぼ無いのと同じく、10万年もの遥か未来の人類、あるいは別の

生命体に対してこのオンクローは危険だから近づくな、と、どうやって伝えられるのでしょうか。

人類普遍的なメッセージ、それこそ絵画や古来からの伝承物語のように語り継いでいくしかないのでしょうか。

何しろ同じ文字を共有しているとは限らないのですから。

いずれにしろ、気が遠くなるほどの幾万年もの遠い未来の何らかの生命体に

対して思いを馳せなければならないほど歳月を要する有害物質が地球上にはすでに25万トン以上

存在し、なおも加速度的に増えていくでしょう。

映画の中では主に「未来のあなたへ」と、マイケルマドセン監督が語りかけています。

「20世紀の人間は火を見つけ文明を繁栄させました。21世紀の人間はさらに強力な

火を見つけたのです。でもその火は・・・同時に完全に消さなければならない火だったのです。

オンクロー(地下核廃棄物貯蔵庫)に近づいてはなりません。

この先には何も無いのです。

目に見えない、匂いもない、何も感じないが確実にあなたの体を蝕む放射性物以外は・・・

今すぐ引き返し、二度と戻ってきてはいけません。この場所は忘れなさい。

そうすれば、あなたはずっと安全なのです。」

現代人類から未来の人類、あるいはその他の知的生命体へのメッセージ。

彼らが現代人類と同じ科学を持っているのか、衰退しているのか、それとも

まったく異なる性質をもった生物が登場しているのか・・・

このオンクロープロジェクトを企画した研究者も、そんな事はまったく分かりません。

だからこそ、オンクローを建設したのです。

誰も近づかないように。

研究者の一人が言っていました。

「Remember to Forget(忘れることを覚えておく)」

それが、このオンクローという場所です。

内容もさることながら、くどいですが、編集、演出が素晴らしいです。

ドキュメンタリー映画なのに、芸術性を忘れない。

芸術性というと誤解があるかな?

核廃棄物処理場のドキュメンタリーという一般の人が見たら眠くなるような映画を、

人類のバトンリレーを感じさせる壮大なドラマ性を創って私たちに訴えかけた

その演出力とでもいうのでしょうか。

そうそう。

ミツバチの羽音と地球の回転の映画も以前に見ましたが、こちらは演出はゼロでした。

インタビューしたものを淡々と載せたドキュメンタリーという感じ。

もうちょっとアピールする編集内容でも良かったなと思う。人それぞれの好みだけど。

演出なんかしないほうが良いと言う人もいるだろうけど、素人の人の意見を淡々と見せていく分

どうしてもメリハリに欠けてしまう印象がある気がする。

扱っている内容が素晴らしい分余計にそう思います。

「いのちの食べ方【原題:Our Daily Bread】」(これも英語の方がしっくり来ると思うニャ!)

も淡々といかに私たちの普段食べているもの

(イコールここでは日常の食べ物の代表”パン”と呼んでいる)が私たちの食卓に運ばれてくるかを

映画にしているけど、淡々と見えてここでもきちんとアピールする編集をしている。

こちらの場合個々の映像がとってもショッキングなせいもあるけれど。

そうそう。

日本とアメリカが、核の再処理工場をモンゴルに建設するというニュースを今朝見ました。

日米双方とも国内の世論が許さなかったからって第3国に建設するっていう言い分。

・・・

な・・・

なんでやねん!( ‘д‘⊂彡☆))Д´)←ニチベイ

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

今日も読んでくれてありがとうございました!

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